
こんにちは。広報委員会より今年5月に施工した炭酸カルシウム貯蔵供給サイロの据付工事についてご紹介します。
お客様は九州地方の製造工場様です。「炭酸カルシウムを貯蔵供給する設備として移動式サイロを使用できないか」とお問い合わせをいただきました。
炭酸カルシウムなどの粉体原料を貯蔵供給する設備では、材料の種類や周辺の他の設備との兼ね合いなどを考慮してどういった設備にするのかを設計し製作することが多いのですが、弊社の移動式サイロを固定式としてご利用いただくといった手法もございます。
上の写真は弊社が提供している移動式サイロのレンタルサービス、通称「レンタルサイロ」です。今回の事例では移動式サイロを使用できるかどうかを確認していただくために、まずはレンタルサイロでテストを行っていただきました。
その結果、動作や仕様、能力に問題が無かったため移動式サイロ新規製作のご注文をいただくことができました。
新規の移動式サイロを仮置きし(写真左)、レンタルサイロ(写真中央)をトラックに積んで引き揚げています。リードタイムがありましたので、新規のサイロを製作している間はレンタルサイロをそのままご使用いただき、完成したサイロとレンタルサイロを入れ替える形で新規のサイロを納入させていただきました。
移動式サイロを据え付けています。据え付ける場所が建屋と建屋の間だった為、作業中に建屋などに当たらないよう細心の注意を払いました。
今回の事例は移動式サイロを固定式としてご利用いただいたものになりますが、移動式サイロをご採用いただいた場合以下のようなメリットがございます。
・搬送スクリューと計量装置をサイロに内蔵しているため、狭いスペースでも粉体原料の貯蔵と供給が可能なだけでなく、トラックから積み下ろして建て起こすだけなので設置にかかる作業時間が短縮されます。
⇒今回の事例では、レンタルサイロの撤去作業と新規サイロの据付作業(配線作業を除く)とを合わせて半日で完了しました。
・上記の理由により、通常の固定式サイロを設置する場合と比較してコストダウンが図れます。
ただし、移動式サイロでのご使用が難しい材料もございますので、詳細につきましては弊社の担当者までお問い合わせください。
「新規の粉体貯蔵供給設備として移動式サイロを使用したい」といったご要望や「サブタンクとして使用できるサイロを探している」といったお困りごとがございましたら、お気軽にお声がけください。