こんにちは！
便利で万能な設備屋こと昭和綱機株式会社  辻  孝太郎です。
今日は、横浜にあるセメントステーション（基地）で設備の補修に立ち会ってきました。
高さ20mほどの垂直式コンベヤ、通称バケットエレベータというセメントを垂直に運び上げる装置。その中身のチェーンや歯車を取り替える工事です。

ところが関東地方は朝から強風！
レッカー作業は、風速10mを超えると作業中止です。レッカーに装着された風速計とにらめっこしながら風が弱まるのを待ちます。

このレッカー１日あたりのチャーター料100万円ちかくします。
今日作業できなければ、それ相応のお金が吹き飛びます！
しかし、無理して作業した時に起こるリスクを考えると、そのような額ではすみません。

風は午後になり少し落ち着いてきたものの、依然として8mから17mと危険な状態が続きます。結局、風が止むのを夜中まで待つことになりました。

こういった場面、無理して出来ないことはなかったのですが、やらない選択をすることも勇気がいること。判断基準は「安全優先」。

このように仕事は、表か裏かの判断を迫られる場面が時々やってきます。

人生においても何か成そうとする時、いずれかを選択しなければならない場面、「近道より遠まわりを」、「楽な方より苦しい方を」選んでおけば、だいたい事態は好転します。

結局、工事は夜中に無風となり、無事中身を抜き出すことが出来ました。
そういった判断をした現地スタッフの皆さん「Good  Job ! 」
これぞ便利で万能な設備屋ですね。